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この仕事をはじめるきっかけ
私が9年務めた県立農業高校の実習教員を辞するとき、母校の大先輩でもある当時80歳の県食肉センターの理事長 に退職のご挨拶に伺いました。理事長に実習教員を辞職しますと伝えると、「なんで辞めるの?もったいねー」の問いかけが返ってきました。私は問いかけに対して「日本の農業の根底を変えたくて」との話をしました。
理事長は私の話を全部聞き終わってから一言
「畜産の世界を知らずして、日本の農業を変えてーとかと言うな。」「教員やめたなら食肉の商売をしてみい。変えていかなければいけん処をが見えてくるけー。教えたるけー」とそこから3時間以上お話しいただきました。
理事長の話は薄ぺっらい私の想いだけの話ではなく体験の中から得た腑に落ちる貴重なお話でした。
それから多くの方との出会いを重ね、農業とは、食肉とは、畜産とは、環境とはと考えるだけでなく実践の中で学び、様々な体験を世界でしていくことになりました。
起業し10年以上が経ちました。これからも場面場面でいただいた諸先輩方の思いを畜産業の世界で形にすべく初心を忘れず研鑽を積んで参ります。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
- 1974年 東京都港区生まれ
- 1995年 岡山県立農業大学校 園芸課程野菜専攻 卒業
- 1995年 岡山県立高松農業高等学校 実習教員採用
- 2004年 岡山県立高松農業高等学校 退職
- 2004年 衆議院議員公設秘書 3年8ヶ月勤務
- 2009年 兵庫県議会議員 2期
- 2009年 ファルコモンテコーポレーション有限会社 代表取締役就任
学生の頃に読んだ本に「上杉鷹山」がありました。江戸時代中期の米沢藩主です。上杉鷹山の名言のひとつに
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
【やろうと思えば何でもできる できないのはやろうと思わないからだどんなことでも強い意志を持ってやれば必ず成就する】
1961年、第35代米国大統領に就任したジョン・F・ケネディは、日本人記者団からこんな質問を受けました。
「あなたが、日本で最も尊敬する政治家はだれですか」ケネディはこう答えました。「上杉鷹山です」その時、日本人記者は誰も「上杉鷹山」が誰なのかを知らず、
言葉に窮したと言います。ケネディは「国に何かしてもらおうと思わず、国のために何ができるかを考えよう」という立場を貫いた政治家でしたが、まさに鷹山の「相互扶助」の
理念に通じており、これを厳しい情勢の中で一貫して断行した鷹山を、真に尊敬していたのだと思われます。
また、現在にも藩学創設以来300年以上を誇る伝統としても高校が残り、農業としてはベニバナ、鯉の養殖など今の世にも周辺の地域に利益をもたらす産業の先見的功績が脈々と息づき「農業」と「教育」が基であると力を入れた上杉鷹山公の精神を元に命名しました。